自転車旅

ランニングに夢中になっている時期を経て、いまはMTBが楽しいです。

山で遊ぶ道具が違うというだけなのですが、どっちも楽しい。

さて、そんな時期にいま自転車雑誌の編集のお手伝いをしています。

題して「キャンプツーリング」。詳しい内容はお見せできないのですが

自分のMTBを使っていろいろ考えてみました。

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キャリアを使わないでキャンプ装備が積めるのか!

答えは「そう難しくない」でした。テント、シュラフ、マットをあわせても

3キロ未満。それに炊事道具や食料を入れても6キロくらいでしょう。

まぁ水がいちばん重いのでしょうが。

 

山のトレイルですっ飛ばすのもいいですが、これでのんびり旅をしてみたいですね。

北海道とか。

ちなみに雑誌「自転車人」は今月15日発売でございます。

 

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いただきもの

ちょっとした人助けをしたらこんな素敵なものを

いただいてしまいました。

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仕事で渋谷界隈に出て、その帰りに大きな交差点にてタクシーが一台、

ぼくたちの目の前に停まりました。

中から支払いを済ませて、女性が大きなスーツケースと共に降りてきて

コロコロと引きづりながら横断歩道を渡っているその時です。

ガバッとギャグのようにスーツケースが開き(ファスナー破断)、

中からいろんなものが出てきました。

大都会・東京&若い女性だからということもあるのですが、大概のことがなければ

ぼくはそのまま見過ごします。でもあまりに悲惨で楽しいトラブルなので

声をかけて、その女性のマンションまで運んであげたのです(ぼくの仕事仲間の女性も一緒に)。

で、頑張ってねー、とその場を去ろうとした時

「なにかお礼をしたいんですけど」

「べつになにもいらんですよ」(本当に大したことはしていない)

「でも…、あっ、そうだ蕎麦食べます?!」

「蕎麦ですか…じゃいただきます」

そう言って上のような蕎麦(乾麺)を手渡してくれたのです。

なんか、旅先で田舎のおばちゃんに畑の野菜をもらったような気持ちになりました。

でもここは渋谷の超がつくほどの高級住宅街。しかもヘアメイクさん(っぽい)割とハデな

出で立ちです。

人間見た目で判断してはいけません。

その場で「蕎麦」と判断したセンスにも脱帽で、とても暖かい気持ちになれました。

で、胃袋も暖めるべく、今宵は事務所で天ぷら蕎麦を作ってみました。

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同窓会に。

 

 

完全にプライベートなことなのですが、また地元で同窓会があったので行ってきました。ぼくの地元は静岡県の浜松です。この土地で小中高校までを過ごしました。思い出いっぱいの土地です。18歳でここを離れて、そう計算すると20年経っていることがなんだか不思議です。親もここには住んでいないためあまり足繁く通えないのですが、そんな折に同窓会のお誘いをいただきました。

とはいえ、友人が経営する居酒屋でやる、わりと少人数のもの。行ってみると30名くらいの規模でした。これだとゆっくり話ができていいですね。

さて、この同窓会のことをわざわざ書いているかと申しますと、利害のからまない友人と昔話で盛り上がるということが本当に新鮮だったからです。今回いろいろ話をした小中学校の友人は、気心が知れた人でして、本当の人間性がお互い分かっているのです。

当時のことを思い返しても勉強に関する思い出がほとんどなく、ちょっと枠からはみ出した(先生に見つかったらかなりキツく怒られる)

出来事ばかりが記憶に残っています。不思議です。きっと当時の大人たちから見たらヤンキーみたいなことだったのかもしれません。でもやっていることは真剣だったし情熱のほとんどすべてを注いでいました。だからそうして濃い時間を過ごした友人に再会できたことがとても嬉しかったのです。

自分を振り返るのも良かったです。どうやらぼくは「釣り」やら「自転車」がたまらなく好きで、周囲からもそう見られていたようです。だからいまの職業のことを話したときに「ぜんぜん変わってないじゃん」という反応でした。気恥ずかしいけど、素直に嬉しかったです。

いまのご時世、先のことを見据えることが仕事の基本とも考えられますが、たまには立ち止まって過去を振り返ってみるのもいいんだなと思いました。少なくとも自分を育ててくれた人や土地に対して敬意をはらい、なんらかの恩返しができたらと思うのでした。

 

 

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封筒を。

ついに作りました。
オリジナルの封筒なんて、ちゃんとした会社になってからで
いいでしょうと思っていました。まだちゃんとしていないのですが
お客さんからの「そろそろ作ったら」という、半ばあきれられ状態だったので
踏み切りました。
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デザイナーのりえが業務の合間を縫って、何案か提案してくれて
これまでのテイストから、すこし変化を持たせたデザインを採用です。
余分なものをなくして、畑の地図記号を入れただけなんですけど。
でも、削いでいく作業(英語ではブラッシュアップでしょうか)はとても
難しく、慎重にいかなくてはなりません。
往々にして、広告宣伝の世界なんてのは、情報もあれもこれもそれもと
盛りたがる。そのほうがクリック数とかで有利なのか、その傾向が強いようにも
思います。

でもです。見たひとが「あ、なんかいいな」と思える感覚は数値化できない。
難しいですよね〜。

できれば、日本刀のような、無駄なものなんて1ミクロンもありませんさわると
怪我しますよ、みたいな鋭いものを作っていきたいと思うのでした。

(わ)

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ハタケスタジオハタケ

この4月に8年目を迎え、ついにハタケスタジオが動き出しました。

ひとつは、畑をやること。
もうひとつは、封筒を作ること。
(ずっと茶封筒&ハンコでした…)

「いつかやりたいよね〜」なんて社内で話してから
ずいぶん日が経ち、そして農園を借りるほどの規模じゃなく
ただ、ベランダでのプランターなのです。
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でも、こんな些細なことでも、変化があるって楽しい。
社内での料理や就業時間中のランニングとか、へんてこなことばかり
やっているのですが、実際にはPCとにらめっこしているのがこの
会社の現状なのです。長い長い時間、あれやこれや文章や
デザインを考えています。
だから仕事以外のことも夢中になりたいのです。
(仕事が真剣なのは当然として)

人生初のプランター農園なので、ただ発芽しただけで、
むちゃくちゃ嬉しい。

数ヶ月後には立派なプチトマトがすずなりになるのを夢みて。

封筒のことはまた次回に。ご期待ください。

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岳人特集

岳人の6月号がいまちょうど本屋さんに並ぶ頃だと思います。
この本の特集を担当しました。

担当ページ数は38。最初にこの仕事をもらったときには
嬉しさよりも不安が大きかったです。プレッシャーがすごいのなんの。

でもはじめの仕事はなんでもしんどいもので、逆にこの壁を越えられたら
また仕事の幅も増えるかなと思って、前向きな気持ちを維持し続けました。
あとは、あんまりルールとか周りを気にせず、自分が好きなことをやろうと
徹底した次第です。
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タイトルは「行動範囲拡大術」
要するに、遠くまで行けるようになれば山の旅は深まるということを
いろんな切り口で説いています。

登山スタイルもいろんなものが増え、たとえばトレイルランの装備になれば
登山スピードが格段に上がります。となれば2日コースだって日帰りで楽しむことが
できるのです。
ただし。スピードがすべてではないという、逆の見解も載せているのが「岳人らしい」ところ。

そうなんです。山とどう向き合うかは人それぞれだし、速さがすべてではありません。
本当なら長い時間、山に身を置くことが大切だということも教えてくれます。

現代人は忙しいから…、そんなニーズに合わせて組んだ内容ですが、
つべこべ言わず山に行きなよと自分が教えられた気分でした。

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STYを走り終えて

富士山の周りの山々を走るトレイルレース・STYに今年も行ってきました。距離85キロ、累積標高4000m以上。
ぼくにとってはかなり追い込むことになるレースでした。

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結果は16時間半くらいかかって無事ゴール。お昼の1時にスタートして、ゴールが明朝の5時半。
振り返ってみると、明るい時間(前半)、闇の時間(後半)でした。

昨年も同じレースに出場しましたが、それよりも1時間ほどタイムを縮めることができたので
納得もできるし、ちょっとだけ誇らしくもあります。

でも、なんでしょうか。ワクワク感やボロボロ感、そうした感動が薄まってしまったのは否めません。
そこが、初めてと二回目の差なんでしょうね。

ぼくがトレイルを走ることの大きな意味は、より遠くに行ける最適な手段だからです。
自転車をかついで山に行くこともありますが、これは効率はとても悪く、振り返ってみると
あんまり遠くまで行けないことが分かりました。

だから軽量装備で走る抜けることが、もっとも理にかなっている登山スタイルのひとつだと思うのです。

で、
二回目といってもコースはまったく違うし、もっといい結果を残したいという夢もある。
だからもちろん走ってよかったと思います。

レースと旅はまったく違います。当然ですよね。

今回はレースのなかに旅を見つけることができました。

ひとりで神経を研ぎ師ませたり、判断するひとりの時間。
だれかを追い抜こうとか、こいつについていくみたいなギラギラ感は
ありませんでした。うしろに気配を感じたら「どうぞ」とさっさと譲る。
そうするとけっこう長くひとりの時間がつくれるのです。

あとは、サポートのメンバーがいたのは心強かったです。
仲間がエイドで待っているから、頑張ろうという気持ちは
登山や旅ではまずあり得ませんから。
モチベーションを維持するのにこういうのはとても効果的です。

とにもかくにも、これでUTMF(100マイルレース)の参加資格をゲット。
そんなに長く走ったら、また考え方が変わるんでしょうか。

いっちょやってみようかと思いました。

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STYという大会に

かれこれ1ケ月ほどブログをサボっていたことになります。バタバタしているのは事実だけど、ブログができないほどではない。
ただの怠慢でございました。

さて、仕事もプライベートも両方忙しいこの時期。今日はひと段落ついたので簡単な告知をさせていただきます。
まずお仕事。いま媒体の仕事で中心になっている「岳人」。こちらの特集を担当することになりました。
伝統あるこの雑誌で自分に何ができるのか試行錯誤の連続で、それがたまに夢に出てくるほど苦しんで
でも無理くりポジティブな気分を保ち、ようやく目処がついてきました。
特集タイトルは「行動範囲 拡大術」。詳しいことはここでは書けませんが、いろんな人が登場して
割と濃い内容になったかと思います。5月15日発売、ぜひご覧いただければと思います。

さて、プライベートでも大きな行事がありまして。それは84キロを走るトレイルランの大会に参加することです。
ここに大それた目標はありませんが、自分が納得する形でゴールができればと思うのです。納得というとこれまた
設定が難しいのですが、「後半なるべく歩かない」ことが、ぼくくらいのレベルだとひとつの壁になります。
ウサギとカメじゃありませんが、ゆっくりでも休まず足を動かしていれば、良い結果が生まれるような気がします。

とはいえ練習不足は否めません。ほとんど追い込みをしないまま直前を迎え、なんとか原稿仕事がひと区切りついた
日曜日に箱根へ行ってきました。箱根湯本→箱根峠→乙女峠→金時山→明神ケ岳→塔ノ峰→箱根湯本、というコース。
これでだいたい50キロくらいのコースだと思われます。
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朝7時から走り出して夕方6時着。トータル11時間の旅はなまった身体には厳しく、何度もあきらめかけましたが
達成することができました。途中で迷ったりもしましたが、それもまた楽しみのひとつです。
さて、ぼくの場合はこうした追い込みトレーニング(レベルは低いのですが)で長距離を行くときは
だいたい1人ですし、はじめて行く山域を選んだりします。
なぜなら、トレーニング100%ではつまらないと思うからです。登山地図に50キロも好きなラインを引けるなんて
本当に魅力的です。ワンウェイで電車で帰ってくるとか、ぐるっと周遊とか、いずれにせよ「日が暮れずに50キロ走れる身体」が
あることで、いろんな夢が広がるのです。道迷い、怪我、水や食料切れとかいろんなトラブルはあるでしょうし
成功率はじつはそれほど高くありません。でも「無理しない」と気に留めておけば、いろんなトラブルには対処できるのです。

遅いやつのひがみではありませんが、トレイルランは山旅のひとつの手段だと思うのです。しかもとても有効な。

ちなみに箱根は常に舗装路が近いところにあったので、なにかあっても割と安全だなと思いました。
富士山が見えたら最高なのですが、それは叶わず…。

いよいよあと6日でSTY(富士山半周)です。自分の(ランニングの)総決算として、いっちょがんばってこようと思います。

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ハタケキッチン

すっかりブログをさぼっておりました。ご覧いただいていた方、申し訳ありません。
さて、今回はちょっと趣向を変えて、社内の様子をご覧いただこうと思います。

4人体制(倍増)となった社内では、経済状況が寂しいという理由もありますが
「同じ釜のメシを食う」というチームワークの基本鉄則にのっとり、けっこうな頻度で
社内自炊をしております。いわゆる賄いのようなものです。

ぼく自身、ほんと長い間料理から遠ざかっていたのですが、やってみるとなかなか楽しいものですね。
献立をてきとうに思い描き、その作り方をPCで検索。あまり自慢できる環境ではありませんが、
炊事場から1mくらいしか離れていないため、デジタルレシピがすぐに出せるのです。

メリットは意外に多くありました。
お金を節約できる。これは当たり前で、健康的になれる、それに美味しいし、モノ作りをする
喜びが得られるということもあります。いつもパソコンに向かってモノ作りはしているのですが
また別の感覚でクリエイティブが楽しめるというか、まぁ息抜きになるのです。
「食」に関心を持つことも大切だと思いました。スーパーに行くことがとんとない生活でしたが
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食品の物価に詳しくなることは、社会参加できているというか、主婦の人が考えるようなことが
分かるようになりました。街(地元)と密接になれるような感じですかね。

<これまで作ったもの>オムライス、ハンバーグ、ローストチキン、豚生姜焼き、親子丼。
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普段、お店で出されているものが、自分で作れるなんてワクワクしません?

そうした愉快な会社にしていければいいなと思うのです。ご興味がある方はぜひ中央林間にお越しください。お食事ご一緒しましょう。

さてさて、こうした「作ったモノ」の実況を、今後は新人/ヨシヲカが担当させていただきます。

ワカツキ

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遠州を走る。

仕事というか遊びというか、そんなスタンスで静岡県西部(遠州エリアといいます)をサイクリングしてきました。
3月に行われるサイクルイベント「ゆるゆる遠州ロングライド」の試走に帯同です。
いこのイベントは120キロ(70キロコースもあり)をぐるっと遠州地区をめぐるコースで
けっこうこってりサイクリングが楽しめます。この「ゆるゆる」というのは、走る人の実感ではなくゆるゆるとした勾配(おだやかな起伏)を楽しむという意味です。よく誤解されるのですが。そんなゆるゆる地形も終盤になると、もう結構!という気分にもなり、やはり今回も疲労したわけです。
掛川というとお茶畑、そんな田園風景や古い街並がメインとなります。そして今回心を打たれたのはどーんと広がる太平洋!です。コースの終盤で約5キロほどを海沿いサイクリングロードを走ります。ぼくの住む神奈川の海と明らかに違い、どこかパワフルです。

いちおう関係者なので宣伝っぽくなってしまいますが、
でも個人的におすすめできるイベントです。(都心から近いし、参加費も安い!)

120キロという長大なコース、しかも各チェックポイントで地元の食材に舌鼓。
気候も温暖だし、人もいい。

よろしければ、ぜひ。

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