STYを走り終えて

富士山の周りの山々を走るトレイルレース・STYに今年も行ってきました。距離85キロ、累積標高4000m以上。
ぼくにとってはかなり追い込むことになるレースでした。

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結果は16時間半くらいかかって無事ゴール。お昼の1時にスタートして、ゴールが明朝の5時半。
振り返ってみると、明るい時間(前半)、闇の時間(後半)でした。

昨年も同じレースに出場しましたが、それよりも1時間ほどタイムを縮めることができたので
納得もできるし、ちょっとだけ誇らしくもあります。

でも、なんでしょうか。ワクワク感やボロボロ感、そうした感動が薄まってしまったのは否めません。
そこが、初めてと二回目の差なんでしょうね。

ぼくがトレイルを走ることの大きな意味は、より遠くに行ける最適な手段だからです。
自転車をかついで山に行くこともありますが、これは効率はとても悪く、振り返ってみると
あんまり遠くまで行けないことが分かりました。

だから軽量装備で走る抜けることが、もっとも理にかなっている登山スタイルのひとつだと思うのです。

で、
二回目といってもコースはまったく違うし、もっといい結果を残したいという夢もある。
だからもちろん走ってよかったと思います。

レースと旅はまったく違います。当然ですよね。

今回はレースのなかに旅を見つけることができました。

ひとりで神経を研ぎ師ませたり、判断するひとりの時間。
だれかを追い抜こうとか、こいつについていくみたいなギラギラ感は
ありませんでした。うしろに気配を感じたら「どうぞ」とさっさと譲る。
そうするとけっこう長くひとりの時間がつくれるのです。

あとは、サポートのメンバーがいたのは心強かったです。
仲間がエイドで待っているから、頑張ろうという気持ちは
登山や旅ではまずあり得ませんから。
モチベーションを維持するのにこういうのはとても効果的です。

とにもかくにも、これでUTMF(100マイルレース)の参加資格をゲット。
そんなに長く走ったら、また考え方が変わるんでしょうか。

いっちょやってみようかと思いました。

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