なぜか岳人に。

岳人という山岳雑誌はどちらかというと古風というか、やや真面目な性格の誌面です。普通の人ではちょっとやれないアルパインクライミングの記録のページなども多く、それゆえ今風の山ガールが手にとる機会はあまりないかもしれません。でも、なぜか今号は表紙に俳優の瑛太が登場しています。でも瑛太ドーンという雰囲気でないのがぼくとしては好きです。サバイバル登山家として知名度を上げつつある服部文祥&瑛太という組み合わせ。たまにはこんな号があってもいいのかなと思った次第です。

さて、瑛太の影に隠れるように、ぼくがお手伝いしたページもあります。軽量化特集ということで、丹沢の山塊を2日で歩くというちょっと奇妙な取材の記録です。荷物を軽くしていけば、けっこう遠くまで歩けますよという内容になっています。丹沢登山の多くは小田急線を利用する塔ノ岳や大山がメインになってしまいますが、でも遠くまで歩けるスキルを身につければ最高峰の蛭ケ岳だって行けてしまいます。ぼくなんかが提言するのも変ですが、やっぱりみんなと同じ道を歩くというのには楽しさの限界があるというものです。トレイルランというスタイルを全面的に推す訳ではありませんが、若い人にはちょっと無理するくらいの計画だって良いのかと。もちろん、日没になったら…、道に迷ったら…、途中で足がつったら…といったリスクに対処する覚悟が前提ではあります。
山から帰ってくると、使わなかった道具がいろいろあるのが分かります。そうして、1軍、2軍、それ以下というように格付けするのもアリではないでしょうか。1軍も2軍も総動員する登山だってあるかもしれないし、選抜チームで挑むこともあるのです。いまは暖かいので、ぼくもどこかのタイミングで選抜チーム登山をしてみたいと思います。

あと道具ページでレインウエアについて書いています。いろいろレインウエアが揃っていて、やっぱり依然ゴアテックス強しという感じです。
まったく個人的な考えですが、レインウエアがボロくなった人がちょっと尊敬できます。要するにその人はレインウエアを定期的に使っている訳であって、雨の天気予報でも歩くモチベーションがあるのです。よく「自分は晴れ男(女)」と自慢する人がいますが、それは山へ行く頻度が少ないということを誇っているようなもの。毎週行っている人はやっぱり降られます。そうして自分を振り返ると…まぁなかなかキレイな状態だったりする訳で。これから梅雨の季節を迎えても、できるだけ前向きにいこうと思うのでした。

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