同窓会。

先週末、生まれてはじめて同窓会というものを経験しました。
アラフォーにもなってはじめてというのも情けないのですが、ぼくは
静岡の実家が家族ばらばらで暮らすようになっていたし、ぼく自身が関西やら
関東に住むようになっていたので、連絡がとれなかったそうです。
でも、ひょんなきっかけでお誘いをいただき、もちろんそれが嬉しく(でも気恥ずかしく)、
そんな複雑な気持ちが入り交じったまま、行ってきました。

会場は同級生が開業した居酒屋さん。とてもセンスが良くて味もすばらしい、
そういえばもともとこいつはセンスが良かったなあ(女子にもよくモテた)、
なんと思いを巡らせることも楽しいものです。

ぼく自身も自分で好きなことを商売をしていますが、そうしたセンスが子供の頃から持ち合わせていたとは
とても思えません。アウトドアなんてみんながやってる日常だったし、もともと山登りをする山がない土地なので
登山の下積みなんて、中学生くらいじゃできない。キャンプだってお金持ちファミリーのレジャーくらいに考えていました。
でも旅が好きだったことはなんとなく思い出されます。学区(出歩いていい学校の範囲)を飛び出して
知らない街に行ったり、大好きな釣りをするために30キロも向こうの川に夜中から自転車を走らせたり、
ぼく的の卒業旅行は小中とも、自転車による遠出でした。不安のなか無理矢理にでも理由をみつけて
ええい行ってしまえというくらいで飛び出した10代。無意味なようで、すこしは役立つ下積みだったのかもしれません。
あと、広告制作などという仕事をしていますが、国語の成績は常に標準以下。ほかの科目はできる子でしたが
なぜか国語は駄目でした。それはいまでもトラウマです。

約20年振りに会った友人とはいろんな切り口で盛り上がります。だいたいは昔話とヒトのうわさ話。
利害のない、無邪気になれる飲み会です。自分を大きくみせたがる輩もいないし、卑屈になっている人もいない。
当時の優等生も劣等生もやんちゃだった人も、みんなが同じ空気のなかでグラスを傾ける。

こうして同級生たちと飲んでいると地元はやっぱりいいなと思います。
そして自分を育ててくれた、この土壌に感謝。

これを機にまた古くからの友人ともつながっていければと思うのでした。

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