50%プロジェクト。

翌週にトレイルランのレースを控え、集中トレーニング山行をやってきました。ルートは山梨県東部、丹波山〜飛竜山〜唐松尾山〜笠取山〜倉掛山〜柳沢峠です。だいたい40~50キロくらいかなと。本当はこれに大菩薩峠を入れて丹波山まで歩いて帰還する予定でしたが、実力不足といろんなトラブルで結局そこまではできませんでした。
当日は朝6時から行動するはずが、一人という甘さもあって30分遅れでスタート。今回の目標としてはコースタイムの50%で移動するつもりでした。90分と書かれているところを45分で。休憩も考えるときっと40分くらいで歩かないと(走らないと)ダメなのでしょう。前半はそこにほぼくらいつく感じでやれていたのですが、後半になってからはグダグダになってしまいました。コースにもいろんな解釈があって、山頂には行かずに低いところをトラバースするとまるでボーナスポイントのようになって時間を縮められます。そんなこともあって、今回はこの地域では有名な笠取山ですら、山頂に立っていません。でも見方を変えるとそれほど先を急ぐ旅でした。

途中の峠で出会った廃車です。自然と同化している姿が素敵で、思わずケータイで撮ってしまいました。

計画したコースはループ状になっていて70%ほど消化したところで、一般国道に出ます。これが標高1470mの柳沢峠です。ここから山道を使いつつ車を停めてあるゴールまで800mほど標高を下げるつもりだったのですが、予定よりも大幅に遅れてしまいなんと17時着。このまま夜の山道には突入する勇気はありませんでした。
遅れた理由は「道迷い」でした。この界隈はあまり歩かれていないらしく、登山道が曖昧です。走っているのが不安になり、こうしたときは慎重に歩くべきでした。倉掛山の山頂では何度も周辺をぐるぐる歩き、地図を見つめ直しようやく正解ルートを導きだしましたし、妙な舗装林道に出てからは廃墟リゾートみないな土地をぐるぐると。無駄に時間はとられるわ疲労していくわで、妙な不安感におそわれました。一人で歩くということはそういうリスクもひとまとめで受け止めないといけないのは理解しています。でも気持ちがネガティブになることが多かったです。
さて、国道に出てからとった行動。それはヒッチハイクでした。見知らぬドライバーに向けて親指を立てるのは10年振りくらいでしょうか。いつやっても緊張するものですね。最初の3台くらいはこんな薄汚い登山者には目もくれず去っていき、次の1台が停まってくれました。聞くと84歳のおじいさまが一人で運転しており、都内から河口湖までドライブしてきたとのこと。驚きと尊敬の気持ちでその方の「健康の秘訣」なんかをご指導いただき、舗装路25キロくらいを乗っけていただきました。
でもやっぱり反省もあります。自分の力で完結して帰還できなかったことは悔やまれます。根性で歩く(走る)べきだったでしょうか。まだまだ甘いということです。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です