STYのこと(2)

前回の記述を機に、なぜかこのブログの閲覧が増えたようなので、もうすこし思ったことについて書こうかと思います。
今回のレースは僕としてはけっこう真面目にトレーニングに取り組みました。一番効果があったのは丹沢や奥多摩など実戦を想定したコース(ボリューム)を同じ装備で走るということで、これはやっぱり効果があるなと思いました。まぁトレーニングというより山行でしょうね。じつはこうしたことの取り組むとき、地図を眺めていろいろ組み立てる時間がいちばん楽しいのです。それがレースなら決められたところを型通りに走るだけなので心配いりませんが、「心配できる」そこに楽しみがあるのではないでしょうか?これだけのコースを果たして走れるだろうかとコースタイムを合算するべく電卓を叩き、水場やエスケープルートを探し、最も美しいラインを探す(これ重要です)。けっこう近くでも新しい発見があるものです。
あと、もうひとつ良かったのが高所トレーニングなのかなと思います。それほど大した高所ではないのですが標高2500m付近までこのひと月で2度ほど行く機会があって、そこで登山していることは身体にいい負荷をかけます。心肺機能を高めるのにマラソンランナーがボルダー(米)や昆明(中国)に行くのと同じ発想です。特に狙ったわけではありませんが、たまたま僕の場合はそうなりました。
それと一週間前からはほとんど運動をしなくなり(静養)、3日ほど前からカーボローディングとウォーターローディングにつとめました。分かりやすくいえば節度ある暴飲暴食です。
装備についても触れておきます。ザックはTNFのシュライク(廃盤)。これはレース用としてはちょっと大きいのですが、でも8Lくらいの容量はぼくにはちょうどよく、そして背負い心地も好きなのでずっと使っています。靴はスポルティバCライト。以前から使っているモデルでそう軽くないのですが、ぼくの足には合うようで80キロ走ってマメひとつできませんでした。爪のダメージも全くありません。ちなみに靴はTNFのHAYASAもとても素晴らしく(とにかく軽い!)、どちらにしようかと迷いましたが、実績のあるスポルティバを選びました。ストックは持ちませんでした。ぼくは登山でもストックを携行することが少ないので、わざわざ新しいことをしなくてもいいと思ってやめました。で、いちばんの立役者はニューハレテープでしょう。これは膝や腰、ふくらはぎをサポートする伸縮テープで、こうした負荷のかかる部分に貼ると本当にラクに走れます。厳密にいうとラクに走れるというより、足が終わらない。要するに最後まで膝周りが元気でいられるのです。長距離レースだと、終盤にいろんなところが痛みだして走るどころではなくなってしまいます。心肺は元気なのに痛みがやる気を削いでしまうわけです。過去のレースでそうした局面が何度かありました。今回はこれがなかったため、いいバランスで走り続けられました。
いろいろ思ったことを書き続けましたが、所詮は中の上レベルの市民ランナーの戯言です。あまり参考にならないかもしれません。

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